Shyuichi Nakamura
Apr 20, 2022
変位によって起こる異常反応点
肩関節は、内旋しながら上前方向に変位するということでしたが、肩関節より重要だと思えるのが肩甲骨の動きです。 肩甲骨が変位すれば、肩甲骨の動きは片寄ります。上にあがったような感じになりますので、肩甲骨の下側の筋肉は引っ張られます。そして図のようなところに異常反応点がでてきます...
Shyuichi Nakamura
Apr 19, 2022
肩関節が難しい理由
肩関節の問題が、なぜ複雑なのかを考えてみます。私なりの考えなので異論はあるかもわかりませんが、動きをよく観察すれば事実だとわかります。 肩関節や股関節は、多軸関節です。多軸なので、様々な方向に動きます。そして関節の中で一番可動範囲の広い関節だということです。可動域が広いとい...
Shyuichi Nakamura
Apr 18, 2022
五十肩の特徴
肩関節周囲炎(五十肩)といっても人それぞれです。 痛み方も一般的な特徴があるとはいえ、よく観察していくと人それぞれだと思います。まずこの図を見ていただくとわかるように、上腕骨と肩甲骨の間には複数の靭帯が存在しているのがわかります。...
Shyuichi Nakamura
Apr 17, 2022
肩関節の痛みは慎重さが必要
咽から肩にかけての話しだったので肩関節の話しをしてみようと思います。 肩関節周囲炎はなかなか手強いのは治療家なら誰しも思うことです。完全に石灰沈着している肩関節は簡単には動きません。 手があがらないという症状は同じでも、調整をしてすぐに手があがるような症状は五十肩とは言えま...
Shyuichi Nakamura
Apr 16, 2022
咽から肩関節
咽の奥には、呼吸、循環、消化にも関係する延髄があります。延髄は生きる為にもっとも必要な呼吸と関係しています。 鼻や咽で炎症が起こることで、咽の奥にある延髄を刺激し、そこからの神経の流れに問題が起こり、呼吸の状態から更に肺系統に影響を及ぼすことがあるのではないかと思います。...
Shyuichi Nakamura
Apr 15, 2022
肺系統の弱り
肺や咽頭は、変化の早い器官です。すぐに調子は良くなるけれども、調子も崩しやすいという特性があります。肺系統の鍼治療をすると、すぐに変化が起こりますが、調子が良くなったと思っても長続きしにくいというのも肺系統の特長です。 それでは肺が弱い人は、病気がちになり、良いことは一つも...
Shyuichi Nakamura
Apr 14, 2022
経絡の流注
関節に注目している人は、経絡という言葉を聞いただけで敬遠してしまう人がいるかもしれません。 内科と整形外科みたいな違いがあると思っている人も多いのではないかと思いますが、それは大きな誤解です。 部分的に焦点を当てれば、全く別物に思えるかもわかりませんが、同じ人間の身体ですか...
Shyuichi Nakamura
Apr 13, 2022
環椎後頭関節
環椎後頭関節も臨床的には、非常に興味深い関節です。 回旋だけでなく屈曲伸展の状態によって機能が制限されたりします。 目の疲れや頭重感、頭がスッキリしない、眩暈等々の様々な症状がでてきたりします。 首椎骨動脈が脳幹に行っている訳ですが、脳幹部の間に挟まるような感じで蝶形骨があ...
Shyuichi Nakamura
Apr 12, 2022
椎骨動脈と環椎後頭関節
パーキンソン病が嗅粘膜から起こるという説はとても興味深いです。 脳幹部と鼻は近くにあるというのも解剖学的事実であり重要な意味があると思います。 そして、内頸動脈と椎骨動脈から脳全体を含む脳幹にも血液が送られています。つまり、この二つの血管が何らかの障害を起こせば脳の機能全て...
Shyuichi Nakamura
Apr 11, 2022
椎骨動脈
椎骨動脈の話をしましたが、更に、この動脈は臨床的に重要なことがあります。椎骨動脈は脳底とつながっています。脳底には生命維持に必要な脳幹があります。 脳幹は、間脳、中脳、橋、延髄に区分されていますが、脳幹の中でも運動と深く関係のある橋の前側を通り小脳にも分岐しています。...