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股関節と膝

昨日の続きですが、膝の位置は立つ為には非常に重要です。


転倒して膝を痛めた。

その前に通風の痛みがあり、痛風の足の痛みはなくなったけど、転倒して捻った膝の痛みが治らない。

膝が曲がらない伸びない。

何をしていても痛む


という状態でした。

膝を触診してみれば膝の内側が腫れているのがわかります。

脛骨の上部の内側から膝蓋骨の内側が腫れています。


膝から足首を見てみると、通常の状態で座っているはずなのに足関節は外旋した状態になっています。

つまり、まっすぐ座れないし、立てない。。


膝が腫れているからではありません。

この姿勢だから膝の痛みが治らない。


姿勢が悪いというより、膝関節は外側に捻れる力がかかり続けているということです。

当然ですが、足首も腫れています。

これも通風によって腫れているのではありません。

脛骨内側は、かなり圧痛があり、外果の後側、内果の前側、足背や踵骨内側にも圧痛があります。


股関節の前側の緊張は当然あります。

これがあることで、膝が伸びないし、腰を立てることができないので、股関節の前側や恥骨、仙骨にも問題が異常になっています。


そして恥骨から仙骨を通って、胸部に向かうラインがあります。

実は、心臓からの影響があって、膝にきていたので、胸の問題もあります。

この胸の反応がなくなると膝が伸び、曲げることができるようになってきました。


足首の位置は、とても重要です。

足裏がしっかり地面を捉えて、膝が真正面になる位置をとれるようになると足底、足首、膝、股関節が重力軸にそって立てるようになってきます。


この位置が足の筋肉を過不足なく使える位置です。

この方の場合は、心臓からの影響で足の位置が悪くなり、その状態が続いていて膝を捻ったことによって、痛みを起こしたのです。


膝を捻っただけでは、この痛みにはなりません。

しかし、膝の痛みを訴えて来られたら、誰でも膝を中心にみようとします。

それでは何も見えてこないということです。







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