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呼吸

呼吸は意識的にも行えますし、無意識でも行えます。

無意識から意識、意識から無意識への橋渡しをしているようにも思います。


養老先生が言っていましたが、睡眠は意識が今、睡眠に入ったという瞬間を認識できない。

つまり意識は無意識と地続きだと言うことです。


意識は無意識の行動を後で気づくことができますが、瞬間的には気づくことができません。

しかし、それに気づかないと無意識は同じことを繰り返してしまいます。


ゆっくり綺麗に小さく一定に身体を動かそうとすると動きに注意深くなります。

動きの粗が見えてきます。

この動きをすることで、動きそのものの欠点が見えてきます。


小さい動きは、大きな動きの縮小された動きです。小さい動きをよく観察していれば、大きな動きやスピードのある動きがよくわかります。


呼吸もこれと同様のことが言えます。


吸気は努力が必要で、呼気は力を抜くと自然に排気します。

しかし、最大呼気は、力が入ります。

逆に最大吸気は、意外に力がいらないことに気づきます。


努力系は吸気のはじめと呼気の最後で、呼気のはじめと最大吸気はあまり力がいりません。

肩甲骨の動きは最大吸気で自由度がまします。最大呼気では、自由度が妨げられます。


最大呼気の周辺は、力を発揮するのに優位です。

つまりウェイトのような重いものを持つのには有利と言えます。

最大吸気の周辺は、力を緩めるのに優位です。力を抜くには最大吸気付近が適当だということです。

深呼吸をさせるのは、その為だろうと予測できます。


この原則にあてはめて呼吸をさせると、運動能力をあげられる可能性はあると思います。

単純に呼吸と言っても闇雲にやったところで効果はでません。

これを理解する必要があります。





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