歩く3
歩く時に、前後と左右にブレるということは捻れが起こるということです。
体軸がブレナイように歩こうと思うと、捻れをできるだけ最小限にする必要があります。
これを意識すると、自然にナンバ歩きのような形になります。
通常の歩き方と、どちらが良いという訳ではなく、ナンバ歩きは、ごく小さく、一般的な歩行は大きく筋肉を使うということです。体力のある人は、筋肉を使った方が良い結果になることが多く、体力のない人はナンバ歩きっぽい動きをした方が良い訳です。
日本人は、下をむいて歩くとよく言われますが、エネルギー効率を高めるには、あまり前を向いて歩くより、やや下向きで歩いた方が省エネになります。
そして歩くというのは、この体軸が倒れるということです。
倒れるのを足が支えます。
足の役割は、下方向に下がった体幹を引き上げることです。
つまり、歩けば必ず重心が下に下がります。
それを膝や足首股関節を使って上にあげるのが歩くということです。
左右の捻れ、体重移動、前後のブレと同時に上下の運動をする。
これが歩くということです。
それをいかに少ない力で行うのか?
そこが大事です。
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