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頭の熱

毎日暑い日が続きますが、頭に熱がこもらなければ、多少の暑さにも耐えられます。熱中症は、身体全体の体温上昇というよりも、頭に熱がこもることで、意識障害や眩暈などを引き起こすことを考えると、身体を冷やすよりも頭を効率的に冷やす方が効果的かもしれません。


よく、脇の下や鼠径部など、動脈が皮膚に近い部分を冷やすと良いと言われますが、確かに身体は冷えますが、この部位だけ冷すと頭部に熱がこもりやすくなる可能性もあります。


そこで、保冷剤を使って頭を直接冷やす方法を試してみてはいかがでしょうか。この方法は、寝苦しい夜に寝付きを良くし、睡眠を深くする効果も期待できます。


私の経験では、頭頂部を冷やすと全身が冷える傾向があります。特に、喉仏の少し横を通る総頸動脈は、脳の前方への血液供給を担っているため、この部分を冷やすと頭の前側が効率的に冷えるように感じます。ここが冷えると思考もハッキリしやすくなります。


また、総頸動脈は顔面にも影響するため、歯痛の際にこの部分を冷やすと痛みが和らいだ経験もあります。


一方、後頭部の下側を通る椎骨動脈は、脳幹部を通って後頭部への血液供給を担っています。この部分に熱がこもると、呼吸困難や嘔吐などの意識障害を引き起こす可能性も考えられます。


前頚部を冷やすのは頭の前側を冷やすのに効果的ですが、後頚部を冷やすと、かえって身体が冷えすぎてしまうことがあります。どうもここで頭部と身体への経路がわかれているような感じがします。なぜそうなるのかはわかりませんが事実です。

首を冷やす商品はたくさんありますが、頭に熱がこもりやすくなる可能性もあるため注意が必要です。


もちろん、炎天下では状況が異なりますが、重要なのは頭に熱をこもらせないことです。そのため、冷やす場所を適切に選ぶことが重要です。


前頸部を冷やしても問題ないのに、後頸部を冷やすと違和感があるのは、何度も実験を重ねた結果、事実だと考えています。

冷やす場所を適切に選んで頭が涼しい状態になれば、熱中症になる確率も減るのではないかと個人的には思っています。




頭を効率よく冷やすには、個人差があります。

色々と自分で試してみて、気持ちのよい場所を選んでもらうと更に効果的です。

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