同じ思い
大阪の勉強会は、経験者が多かったような気がします。更に理解度も深い感じでした。
同じ思いをしていた人がいたんだなぁ~と私も嬉しくなりました。
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先日は勉強会ありがとうございました。
以前から興味はありましたが、 東京や三重は少し遠いので、大阪と言うことで迷わず参加しました。
今のスタイルに至るまでのお話しが、私と被るところがあったので、昔を振り返りながら楽しくきいてました。
21歳で鍼灸学生になり、同期に薬剤師であり、すでに整体の治療をやってる人がいて、Oリングテストを奥さんを介してやられていて、その手つきのよいこと、すぐに興味を持って大村先生の本を買って勉強しましたが、一人でやるには精度が悪く悪戦苦闘してた時に、中村先生ではないですが、当時の医道の日本で、所謂一人OリングテストのFTを知り、ほんと爪がピカピカに光るくらい練習したら、何とか感覚がわかるようになり、面白いように治療が上手くいった時期があり、電気に詳しい同級生に、その頃は学生なので金もなく、ダイオードを買ってきて作ってもらいました。
卒業して、大阪で開催されていた入江FT塾にも一年間ほど通いました。
何年かはFTの感度が良く、入江先生が提唱されていた、音素診断や経筋の焼き針治療なども、面白いように効果がありましたが、理由はわかりませんがFTの反応がわからなってきて、いつの間に使わなくなっていました。
そんなこんなで、紆余曲折ありながらも、山本さんの董氏楊氏奇穴治療を勉強会するようになってから、また鍼灸の面白さを思いだしてきた、
ここ数年です。
最近は山本さんの勉強会で脈診もやる様になりましたが、脈診には苦手意識もあり、なかなか臨床に活かせない状態です。
頭で考えすぎたたり、中村先生も言われていたように、やはり基準がないので難しく感じます。
その点においては、中村先生の治療は知識ではなく自分の無意識にアクセスされているように思いました。
前置きが長くなりましたが 政木先生と中村先生の二本立ての勉強会は、とても良かったです。
誰でも出来るようになる見本がまさに政木先生であり、その体験談を聞けたことも、今後の励みにもなり、何よりも、お二人の関係がとても、フラットでクランクな感じがして心地よかったです。
そして、これからの時代は過去からの知識ではなく、感性、感覚、感受性を使った閃きの大切さが改めてわかりました。
ついつい、過去の知識に照らし合わせて思考、判断するクセが身についているので、そこをいかに外していけるか、純粋思考で物事を判断できるかだけだと思いました。
なにより、中村先生が楽しく話されいる様子、特に経筋、経脈、経別の解説をされていたのが印象に残りました。
わかる事と出来る事は違うので、これからは楽しさを視点に大切にしながら、やって行こうと思いました。
中村先生の治療は最新の脳科学?
ではと、こんな人が大脳新皮質が動いている、活性化している人なんだろうと勝手に思いました。
知識、思考にたよらない アホ化を目指します。
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文章で山本さんという方が登場しますが、FBで友達にさせてもらっている方で、とても頭の良い凄い治療家です。
あまり表には出てきませんが、鍼灸の未来をいつも心配されています。
アホ化する為には、自分に対する注意深さが何よりも必要です。
注意深さには個人差がかなりあります。
それによって理解力に大きな違いがでてきます。
理解できるようになるまでには時間がそれなりにかかりますが、諦めなければ必ずできるようになります。
なぜなら、難しくさえ考えなければ、とても単純なことだからです。
アホ化してできるようになるメリットは、様々なものに応用できるという最大のメリットがあります。
いわば、変幻自在です。
変幻自在だからこそ、方法論の本質を見抜く力がつきます。
プログラムで言えば、逆コンパイルです。
だから方法論に振り回され、理解しやすいと思える方法論に騙されてしまうのです。
一般的な考えでは、この変幻自在という考えが最初からありません。
だから何かで躓くと、できていたものができなくなってしまうのです。
今回、初参加のこの先生は、それを体験されているので、私の話が響いてくれたのだと思います。
それは、真剣に取り組んでこられた証拠です。
そうでないと、そんなことすら起こりません。
プロですからね。学生に教えているんじゃないんです。
学生に教えるのとプロに教えるのは明確な違いがあります。
そういう治療家を増産するのが今流行りのハウツーという考え方です。
やり方を決め、丁寧に説明すればする程、このデメリットが起こります。
どうしてもやり方に頼ってしまうように癖づいてくるからです。
自分で考えない。
考えられない治療家を増やしていってしまいます。
自分で考える力をつける為には、アホ化が必要不可欠です。
頭で考え過ぎるから、どうしても方法論になってしまう。
そして最後には、方法が悪いと考え、新しい方法論に飛びつく、それを繰り返しています。
それは大きな間違いです。
この先生が体験したように方法論は、途中まで行けても必ず元に戻ります。
つまり遠回りです。
そこを一番感じてほしいのですが、やっぱり必死でやってきた人にしかわからないものがあるのかもわかりません。
だから方法論だけを教えるのは、無意味だと言っています。
まずは観察、徹底的な観察、観察する訓練を明確にすることです。
それさえわかれば、後は応用です。
応用は簡単です。
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