首の痛み
- Shyuichi Nakamura
- Sep 21, 2021
- 2 min read
首の痛みは、簡単そうで難しいところがあります。
数日前から首の痛みがあって、歩行も困難な程でした。
首の痛みで問題になるのは、鼻腔や咽頭の異常が多く、アレルギーを専門にしている人なら、このような症状は、アレルギー的だと思うはずです。しかし、鼻腔、咽頭の反応がなくなっても3割ぐらいしか効果はありませんでした。
アレルギーとも関係の深い皮膚の問題も大きく関係します。手の皮膚の調整や、脇の皮膚の調整を行うと首の動きや体幹の動きは変化してきますが、どうしても痛みが楽にはならないということが起こります。
お風呂に入って楽になるかどうかを聞いてみると楽になるようです。このような場合には腎、膀胱の反応が強くなります。苓姜朮甘湯のような腰の冷えをとるような漢方薬も適応になるでしょう。しかし、この調整を行う前段階として膝の問題があったので、膝の水分代謝異常をなくしてから腎膀胱系の調整をすると腰の反応が消失します。
左足第二指から腰の調整を行うと腰が緩み、首の痛みが緩解していきました。
問題は、普段の日常生活にあるので、このような例では、症状と原因が一対一の関係にはなりません。つまり原因が一つではないので、一つ一つ薄皮を剥ぐように調整していかないと良くならないということです。
慢性疾患の難しさは、その人の持つ様々な要因の複合であり、単独の原因ではないということです。しかし、複数の要因が絡まっている場合、順番どおりに調整しないと上手くいきません。
時間の経過が絡んでいるからです。常に出たとこ勝負では発展はないということです。だからこそ異常反応がどこにあったかを記録し、それが良くなっているかどうかを判断する能力が必要です。記録と状態の変化を見極める必要があるということです。
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