いつ治りますか?
時々聞く人がいます。
未来の自分を思い描くのは悪いことではありません。しかし、それは人に聞くものではありません。
自分で決めることです。
以前、時間は未来から現在に流れているということを書いたことがありますが、目標というのは遠い未来です。
それは、それでありなのですが大事なのは近未来です。
明日はちょっと遠い未来です。1ヶ月先なんて遙か先です。
精神に問題があると思う人は、あまり1ヶ月先のことは考えない方がいいです。なぜなら、明日、壁が落ちて頭うって死ぬかもしれないからです。
未来のことは誰もわかりません。
矛楯しているように思うかもわかりませんが、1ヶ月先は遠い未来です。でも数秒先は、近未来です。この近未来の連続が現在を作っている訳です。そしてその現在が未来を決めるのです。
近未来を思い描けないのに1ヶ月先の未来なんて全く思い描けるはずがないのです。よくなりたい自分をイメージすることが大事というような非常に曖昧な言葉がありますが、それより今から数秒後の未来を予測的な認知にすることの方が重要なはずです。つまり、先のことなんて考えるだけ無駄だということです。
目標ばかりあって、その目標に到達する為の近未来を疎かにしているといつ治りますか?
という問いをし続けることになります。
それは、人に聞くだけではなく、自分の頭の中で繰り返し繰り返し言い続けてしまいます。
それを頭の中で聞くことになるのです。
それでは絶対に治りませんよね。
100mを12秒で走るというのは絶対時間です。この12秒という時間は一応共通のものです。
しかし、15秒かかっていたものを何か変化を与えて14.8秒になったとします。12秒には遠いけど近づいた。
スポーツは12秒出すことを絶対としますが、それは人の評価です。
15秒が13秒になったら凄いことのはずです。
しかし、それは人には評価されません。
スポーツ競技はそういうものです。
15秒が13秒になっても13秒から12秒になるのはかなり時間がかかったりします。
それでもいきなり12秒にはなりません。
だから面白いのだと思います。
そこを考えると先の目標は勝手に見えてくるはずです。
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