とは言っても・・・
肩が凝った時に押さえてもらうと気持ちいいと感じたりします。凝ったところに鍼を打ってもらうと気持ち良い響きがある。
それが気持ちいいから鍼に通うという人もいるでしょう。
ただ、私は、そういうやり方をしたことがありません。
というか、やってみるにはやってみました。
学生時代に痛めた腰や背中に鍼を打ったこともあります。
自分で腰や背中に鍼打てる?
って思うかもわかりませんが、肩関節が柔らかかったので背中も一人で打てました。
それだけでなく、三稜鍼という先の尖った鍼を刺して、吸い玉という吸引器で皮膚を持ち上げることもやってみました。
いわゆるオ血と呼ばれる血が出てきてゼリー状になったりします。
血ってこんなに固まるんだと思う程、プルンプルンになるんです。
あれは不思議です。
それだけオ血が貯まっているんだと当時は思ってました。
鍼を打っただけでなく、吸い玉をして血が沢山出ると楽になるんです。
身体がスッキリした感じになります。
良い悪いは別としてそれは事実です。
もちろん、学生の時だけで仕事としてやったことはありません。
ちょっとグロテスクな方法だったので人にはやれなかったという感じです。
それだけでなく、そんなことをしても結局、腰痛はなくならなかったので効果はないなと思ったからだと思います。
自分で試しておいて良かったなと思います。
とにかく長い鍼や深く刺す方法、強く刺激する方法というのは、どこか品がないなと学生の時から感じていたし、鍼灸はもっと繊細で微弱な刺激で効果があると古典にも書いてあるから安易に強い刺激にはしたくなかったということです。
今考えても、その判断は正しかったと思います。
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