ゆっくり小さく動かす
ゆっくり小さく動かしてみると面白いことが一杯わかります。
例えば昨日の話の中で肘関節の屈曲は上腕二頭筋が主動作筋だと言うような覚え方は正確ではないと書きました。
その理由ですが、やってみるとわかります。まず、手をダラッとして肘を机の上にのせます。
そこから肘を曲げてみます。
早くやれば、肘関節を曲げているのは上腕二頭筋だとわかります。
上腕二頭筋のあたりに他方の手を置いて筋肉の収縮度合をみればあきらかです。
しかし、ゆっくり小さく動かそうとします。つまり初動だけを感じてみます。
手の指先や手首の動きの方が肘が曲がるより先に力が入るはずです。肘だけを純粋に使うというのは意外に難しいことがよくわかります。やってやれないことはないのですが、かなり注意深く行わなければなりません。
肘だけを使うより手首や手の指先から力を入れた方が入りやすいと感じるはずです。
力が入る時は手先からやった方が見た目に肘を動かしている感じになりやすいのです。
これは何を意味しているのかを考えなければなりません。
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