top of page

エネルギーって何? 9

身体を変えるには、エネルギーを与えたり奪ったりするのではないというのが理解してもらえたのではないかと思います。

もし、エネルギーという言葉を使うのであれば、エネルギーの意味を理解している必要があるということです。


1、臨界状態にあるところに着火させる方法

2、部分的に運動エネルギーを起こして周囲との差を作って浸透させる方法

の二種類しかないということです。


エネルギーという観点から、鍼の刺激というのを考えてみると、今までのイメージとは大きく異なってくるのがよくわかると思います。


なぜ、雀啄(キツツキのように鍼を動かす)をするのか?

その必要性は?

なぜ置鍼(鍼を打ったまま放置する)をするのか?

その必要性は?

どうやれば臨界状態になるのか?

何が臨界状態になる為に必要なのか?


残念ですが漫然と置鍼したり、雀啄したりしていても、起こった変化は局在的です。もちろん、刺激は無ではなく身体に影響を与えます。しかし、局在的であることは間違いありません。

局在的な刺激に対する手技の上手い下手はあると思いますが、それは鍼灸学校で習うレベルなので、プロが行う話ではありません。手技の上手い下手だけでは、鍼治療は語れません。


もちろん、術者の考え方にも左右されます。鍼刺激を単なる物理刺激で、局部にしか作用しないと考えているなら話は別です。しかし、それではいつまでたっても鍼治療の醍醐味は味わえませんし、そんな刺激だけなら将来は機械に置き換えられる可能性も覚悟しなければなりません。




Comments


Featured Posts
Recent Posts
Archive
Search By Tags
Follow Us
  • Facebook Basic Square
  • Twitter Basic Square
  • Google+ Basic Square
bottom of page