セミナーの感想
東京セミナーの感想をいただきました。
長年、話を聞いてくれていると、良き理解者というのがでてきてくれます。
私のいわんとすることを文章にしてくれて本当にありがたいです。
悩んで欲しい
苦しんで欲しい
心からそう思います。それがないと絶対に前にはすすめません。螺旋階段のように同じ景色を見ているように見えて、実は視点が高くなっている自分に気づく
そうなるまでは、わからないことをわからないまま放置する忍耐力が必要です。
その忍耐力のない人は、話を聞いてもチンプンカンプン
それでも、「場」が変わって心に刻まれます。それが私の仕事です。
わからなくていい。
わかろうと、ちょっとだけ耳を傾ければそれで良いのです。それだけで景色が変わる。
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「そういうことだったのか!」
中村先生のお話を継続的にお聞きしていると、時々やってくるこの瞬間がある。
それはコップに少しずつ増えていった水が溢れ出る瞬間だ。
以前は分からなかったことが腑に落ちると、胸が高まり、時にぞわぞわっと鳥肌が立つような感覚に襲われる。
5年前の勉強会では何が何だかチンプンカンプンだったが、中村先生のお話の中には必ず琴線に触れるものがある。
だから分かるものと分からないものがあり、それがまた良いのである。
すぐに分からないものは時間をかけるとじわじわと少しずつ分かり出し、別のものに変化して行く。
そして、やがてそれが分かると、一部分しか見ていなかったことや凝り固まった見方をしていたことに気づく。 まさに道を稽古するとはこのようなことなのである。
だから、分からないものの答えをすぐに求めるのではなく、ある意味忍耐力を備えることが大切で、よく中村先生も「迷ったらええ~」「苦しんでほしい」などとおっしゃる。
でも、このようにして身につけたものは本当に自分のものになり、それが得られた時に鳥肌が立つくらいの高揚感になるのである。
これがまたモチベーションにもなるのだが、けれどもしばらくすると慣れて、落ち込み、またコップの水を増やしていくサイクルを繰り返すことになる。
ところが、このようなことを繰り返して行くと螺旋階段を登るように同じ位置に立っているように見えても見晴らしは確実に良くなるのである。
今回は量子論のお話があったが、これも今まで学んで来たことを別の言葉で説明してくださった内容で、より分かりやすく「気の作用」を再認識することが出来た。
中村先生の治療のスピードやリズムは相変わらず素晴らしく、今回深さや距離についての視点を今後の課題としたいと思った。
「忘れている人もいると思うけど、私は鍼灸師なので・・」との件で、 遠方から参加した鍼灸師の先生に行った一瞬の鍼治療は抜群に効いて、思わず拍手喝采であった!
初めて参加された方には以前の私の様にチンプンカンプンだった人もおられたようだが、でもこの場に来た時点でコップに水を垂らし始めていると思う。
何かが分かればそれで良いし、分からないものは外側のベールが剥がれると、とたんに匂いを味わえ、音が聞こえるようになるものだ。
実際私がそうして来た。 中村先生の勉強会では、手法や技術を教わる訳ではないので、近頃の感想も抽象的になり、自分にしか分からない内容なってきたと感じる。
でも、これこそが学びの本質で治療やコンディショニングだけでなく、普遍的に成長できる学びであることだと分かっているつもりである。
これからも水を一滴一滴と垂らして、コップを一杯にし、覆いをはずし、新たな世界の匂いを嗅ぎ、音を聞き五感を刺激して行きたい。 五感を刺激される勉強会は中村先生以外に知らない。
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めっちゃくちゃ嬉しい感想でした。まさに本質を感じ取ってくれていると思います。
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