パーキンソン病
パーキンソン病には様々なタイプがあり個人的に症状もかなり違います。
突出歩行が激しく杖なしでは歩行が困難という状態でした。立ち座りもおぼつかない状態で転倒しそうになるので支えてないと不安な感じです。だから杖をついていないと立つことすらできません。多くの場合、手の振戦が出ますが、手の振戦は殆どありません。
一口にパーキンソン病と言っても症状はホントに様々です。パーキンソン病は全身の筋肉が硬くなり、動きが鈍くなると言われている病気です。その為に顏の筋肉も制限され、表情も乏しくなります。この状態を仮面様顔貌と言います。
ただ、この症状は、顕著でない人も多く、僅かに出ているぐらいの人も多いので専門家でないと表情だけでは見分けがつきません。
座ったまま左右の足を交互にあげてもらいましたが、正常に近い状態です。しかし膝を中心に足先を回転させると左側の動きがカクカクしてリズムがとれませんし、綺麗な円を描けません。左足をうまく制御できないということです。これが歩行のリズムと大きく関係しているのではないかと思いました。そして左膝にも若干の痛みがあるようです。
この痛みは、右脳の頭頂部にある運動野と対応している可能性があるのではと思いました。痛みだけでなく、リズム良く動かせないのは、ここの脳神経の問題の可能性があります。
ただ、このようなリズムがとれない人は、一般的な症状の人であってもかなり多くの人にみられる現象で、パーキンソン病の特長的な症状とは言えません。ただ、運動というのは、本人の意思を反映していなければなりません。それが左右で大きく違っているということは歩行にも影響があるということは間違いありません。
それ以外に身体全体に影響を与えているのが右の肺尖部、右上葉から咽頭にかけてでした。右肩と右側頭部、左側胸部に手をあてると左足の動きが軽くなり制御が出来やすくなりました。
ここに何らかの問題点がある可能性があります。手を当てただけでも足の動きやリズムが変化するのですから明快です。
つづきます。
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