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パーキンソン病3

最初は、杖なしで歩けない。重傷度5段階のうち、4度の重傷度と言うことになりますが、足のリズムを取り戻すことで動きに連動性ができて歩行がスムーズになってきたようです。


二回目の調整では、足踏みをするテスト行ってみました。

これがなかなか転倒しそうで見ている方も怖々です。

転倒したらと思うと怖いのですが、後と前で見守りながら転倒しても大丈夫な状態でやってもらいました。


これは胃の調子をできるだけあげる処置をしてみました。胃の経絡は腹部を通って、足の外側を通ります。しかし、その理由で胃を狙ったのではありません。胃の熱があったのを辿ると、自然に胃経の経路に相当し、足にも影響が出ていたというだけです。


一般的には、経絡の走行を考慮して治療をしたりしますが、私はそういうことをできるだけ行いません。東洋医学の概念も単なる知識であり予測の域を出ませんから、予測は思考や経験に左右されます。どうもこれを調整すると足踏みにリズムがでてきて、つんのめってしかできなかった足踏みが徐々に身体を起こしてできるようになってきました。


なるほど、胃の調子が実際に歩いた時のリズムと関係しているのではないかという仮説にたどりつきました。脳の機能だけでなく、胃の機能低下もあって歩行のリズムが崩れてしまうということなのだろうと言うことです。また一つ面白いことを発見できたと思います。

パーキンソン病の人はお腹が凹んで姿勢が悪くなり痩せている人は多いですから、あくまでも仮説ですが胃腸の機能とも関係するのかも知れません。


また胃経の経路に近い部分を通って、前頚部から対側の小脳(この場合は左から右小脳)へ入り、左の比較、淡蒼球、尾状核へとつながっている感じです。小脳テントあたりで左右にわかれるみたいです。大脳基底核は、運動と大きく関係する脳神経ですから、それも頷けます。もちろん、これも辿っていったらそうなったというだけで、最初から意図した訳ではありません。


胃経は、前頚部を通ります。咽頭とも関係し、最初の右肺尖部にも影響します。パーキンソン病が肺と関係があると言うのがよくわかります。咽は全体的に腫れ、C3レベルで前傾が強くなって、いわゆるストレートネックの状態になっていることが多いからです。肺と胃が大きな関係があるのではないかと思う訳です。

だから元々は、咽頭や肺の慢性炎症から脳神経の異常が起こり動きの連動性が保たれなくなったのではないかと想像ができます。


動きがスムーズになると顏つきも元気になり、姿勢も大きく変化してきました。姿勢は、様々な結果から起こります。だから姿勢を僅かに変えるだけで、症状にもアプローチできます。

ただ、姿勢を変えるのは、ホントに難しく、意識と認識をうまく使わないと決して姿勢を変えることはできません。


胃の調子が悪い人は音痴の人が多いと言う話しをどこかで聞いたことがあります。あながち間違っていないのではないかとも思います。







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