一般向け勉強会感想
一般の勉強会にも東京から、ご夫婦で参加して頂きました。
遠いところを本当にありがとうございました。
今回は一般向けの話というより、少し突っ込んだ話になったと思います。
ただ、話を聞いて終わりではなく、それを実体験してもらうというのが、この勉強会の主旨です。
触覚ラビットの実験は、面白かったと思います。
あれは実体験するとホントに面白いし、意識は後付けなんだと実感できると思います。
★★★★★★★★★★★★★★★★★
東京支部長の本橋です。
久しぶりに一般の方向け勉強会に参加した。
コロナ明けということもあり、沢山の参加者がいらした。
始まる前から和気藹々とした雰囲気で、この遊びに来たような空気感が私は好きだ。
一般向け勉強会は、御薗治療院代表の濱井千恵先生のお話しが聞けるのも大きな特徴である。
濱井先生の講演的なお話しはここでしか聞けない。
だから私はできるだけ一般の方向け勉強会に参加している。
そして、中村先生の番も専門家向けとは違う感覚で、先生もやはり心が解けた状態なのだろうか、とても和やかなのである。
それがまた治療院での治療時と同じような錯覚を見る時があり、そういう時の中村先生の無意識的な言葉やアクションは一般向け勉強会ならではの貴重な経験になる。
濱井先生は護身をテーマに心の重要性を説いた。
心と言っても体がついてこなければいざという時に自分を守ることは出来ない。
そこで臍下丹田のつくり方から呼吸法で体の活性化を促し、心身一如をつくった。
言葉の使い方をいつも教えてくださるが、いざという時にどのような対処をするべきかの本質的な部分を教示してくださる。
周囲に響く言葉とは?、丹田から出る言葉とは?、「キャー!」という叫び声は他者からしたら反応しにくい言葉であることもわかった。
やはり日本人は母音がきちんと発音できる体づくりをすることが、古来より培われてきた腰肚文化により承継され続けている証である。
全身を活性化させる四股や呼吸法も一見簡単だけど、とても奥が深いもので、繰り返し行うことで自分のものになってくるのだろう。
中村先生は「今回は難しいよ」と言い、意識、無意識の話しをされたが、専門家勉強会でも同じようなことを聞いている私としては分かりやすく、さらに腑に落ちるようなお話しであった。
ただ、やはり話しと言うのは自分自身で作り直してしまう部分があるので、その齟齬の確認になりありがたい。
今回も日頃教える時の意識の使わせ方、自身の無意識との向き合い方、科学的にわかっている脳波、意識、無意識の実際など、あらためて確認することが出来たのは自分の仕事に大いにプラスになった。
意識的にやっていることをどう無意識に近づけて行くか。
無意識よりの意識の使い方が出来ると、運動の能力が上がっていくのである。
人は頑張る、一生懸命にやろうとする。
それが意識を強くし過ぎて、返って制御が出来なくなる。
「やったろか!」の気合いがダメとは言わないが、それで制御が出来なくなることが多いわけである。
変化を促す時に軽いタッチで動かさない運動を行う。意識は動いているが、無意識に近い運動である。
これを脳でまとめることが出来れば運動は定着できる。
そのために認知をして、記憶としてまとめることが大切なのである。
いずれにしても、強く、重くでは「やったろか!」の意識的運動が強くなるから、軽く、楽に、適当な塩梅で運動することが自分の身体を変えることにつながる。
一生懸命健康ウォーキングをするより、気持ちの良い景色を見ながらのウォーキングの方が無意識的運動になるのである。
革命とは変化が起きた時に起きるのである。
中村先生はそう言った。
無意識的な運動により、感情を伴い書き換えられた記憶は革命と呼ぶに相応しく、これこそが運動の本質であると強く認識したお話しであった。
一般の方は熱心にメモを取る方が少なくなく、質問もよく出る。専門家より積極的に学んでいると思う人もいる。
ただこれは終始アットホームな雰囲気がそうさせているのだといつも感じることだ。
素晴らしい勉強会であるといつも思う。
東京支部長として専門家勉強会もこの雰囲気に近づけたいと考えています!
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