不安と緊張2
- Shyuichi Nakamura
- Dec 15, 2021
- 2 min read
不安は不安であっても良い訳です。
パニック障害や鬱など気分に浮き沈みのある人は、最近多いように感じられます。
不安の話しを昨日書きましたが、不安を許容できないと不安が不安を呼び続けることになってしまうのではないかと思います。
別にパニック障害とか鬱ではないですが、昨日書いたように私自身にも不安材料は一杯あります。そんな不安が積み重なった時とか、仕事が忙しく体調不良があったりして、少しずつ蓄積していくことでなってしまう症状が精神障害なのかもわかりません。
そういう時は、お腹いっぱいになって、よく寝ることなのかもわかりません。それも一つのテクニックです。やってみる価値はあります。もちろん、何もすることがない時が良いかもわかりません。
不安はあっても、すぐに問題を解決しようとしない。問題は問題として脇においておく練習も大事です。
なぜ、すぐに答えを出そうとするのか?
患者さんからよく聞かれる問いがあります。
「この痛み、いつごろ治りますか?」
すぐに私は答えます。
「その問いをする人で治った人はいません」「そんなこと考えているから治らなかったんです」
もちろん、一般的には、これぐらいの時間でというのはあります。
しかし、それは一般的にというだけの話しです。それがその人に当てはまる訳ではありません。それより今、調整をして、痛みが良くなっているという事実を認めることです。
すると「この痛みが楽なのはいつまで続きますか」
すぐに答えます
「そんなこと考えているからすぐに戻りますよ」
なぜ良くなったことを喜ばないのか?
常にその人にとっては遠い未来のことしか興味がないのです。
つまり完璧な自分を目指しているのです。
そんなの治る訳ない。
というか自分に起こった変化を認識できません。
100段の階段を一歩で上るにはどうしたらいいですか?
どれぐらいで、できるようになりますか?
と聞いているのと同じに思えてしまうのです。
一歩一歩登れば誰でも100段は昇れますよ。一歩登る前に100段登ることを考えても仕方がないのに・・・。
しかし、そんな妄想をしている人が結構います。
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