世界はスッカスカ11
思いによって電子のふるまいを変えることができるのであれば、脳内にも量子もつれ状態を引き起こす機能があるのではないか?
という疑問が起こります。
脳内には情報をやり取りする為のニューロンがあります。
そのニューロンの中にはマイクロチューブルというものがあるそうです。
そのマイクロチューブルは伸びた状態と縮んだ状態が同時に存在するらしく、量子もつれの状態になっていると言う学者がいるそうです。
その真偽はわかりませんが、あきらかに人間の考えることと言うのは、0か1で判断できるものではありません。
人間の脳はコンピューターと相性がとても悪いと思います。
私は長年、電子カルテを制作し、できるだけ直感的なカルテが書けないかを悩み抜いてきました。
しかし、結論は、私が今思ったことは、言葉にならないということを思い知らされる結果になりました。
もちろん、一定の決まった項目を書くのはコンピューターは得意です。
それならすぐにプログラムを作れます。最初は、そんなプログラムを書いたのですが、最初の一人目の患者さんを、それで記録しようと思った瞬間に、それが無理だとわかりました。
なんじゃこれ!!
でした。人間の身体を観察すればする程、そんな簡単なものではないことがわかります。絵のようなもので描いた方が直感的だと思い、手書きカルテを作ることに専念したのです。
脳内から出てくる様々なイメージや直感のようなものは、言葉にできる程、遅いものではありません。
光のスピードのように一瞬です。
それを捉えるのに、いちいち文字に書いたり打ち込みしていたら追いつきません。
続く
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