世界はスッカスカ15
歩行をするのは無意識です。
しかし、確実に電気信号は流れているはずです。
もし、その電気信号に誤った信号が流れていたらどうでしょうか?
右足は小さく、左足が大きく歩幅をとっていたらどうでしょうか?
確実に早く疲れがでてくるはずです。
片足でケンケンしながら歩くのと同じように疲れが早くでるはずです。
当然、どこかの筋肉は緊張し、どこかの筋肉は弛緩し片寄りがでてきます。つまり筋緊張が自然にできあがる訳です。
この最も単純で誰が考えてもわかるようなことに注目しないのは何故でしょうか?
骨の歪みと言っているわけではないですよ。電気信号の片寄りです。
そして、それは全て無意識に行われているという事実に注目するべきです。
意識は、どのように作られているのでしょうか?
もし、奇麗な円を鉛筆で描きなさい。
と言われたら、それを制御するのに神経を使います。つまり意識して使うことになります。
綺麗な円を描けるように工夫して筋肉を使うでしょう。
そういう時にこそ意識が必要であって、殆どは無意識です。
ただ、意識的に綺麗な円を描く訓練を毎日続けていると、あきらかに綺麗な円を描けるようになってきます。
意識は、人間の様々な筋肉を使う頂点です。しかし、意識は一点にしか集中できないという特徴を持っています。
普段何気ない動きに意識を向けると、その動きは訓練され、無意識に伝えられることで動きが変化してきます。
誰がやっても同じ結果になると思うのです。
もちろん、上手い下手はあります。
しかし、何も意識しない時と意識しながら行っている時とは違いが出るのはやってみればわかります。
つづく
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