京都セミナーのご案内

目に見えない「氣」を捉える - 量子的鍼灸治療の基礎 -

〜 身体の観察から経絡の変化を読み解く 〜

御薗治療院京都支部の堀田です。

皆様、日々の臨床でお疲れのことと存じます。さて、かねてより準備を進めておりました、御薗治療院 中村秀一先生による鍼灸治療セミナーを、この度初めて京都にて開催する運びとなりました。

本日は、そのセミナーのご案内をさせていただきます。

皆様の臨床の一助となれば幸いです。

【セミナー開催の背景】

鍼灸治療に携わる先生方の中には、経絡やツボの概念を十分に理解できないまま、経験に基づいて治療を行っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。何らかの症状に対して、鍼を打ち、効果があったことを「エビデンス」とする。もちろんそれも一つの結果ですが、本当に大切なのは表面的な症状だけではありません。症状は、いわば氷山の一角。身体の内部で何が起こっているのかを把握してこそ、真の意味で症状と向き合うことができるのです。

【セミナー内容：目に見えないものを捉える視点】

東洋医学の根幹である経絡や氣水血の流れは、目に見ることができません。では、どのようにしてそれらを捉えれば良いのでしょうか？

その答えは、「目に見えるものの変化を観察する」ことにあります。

例えば、骨や関節の動きを丁寧に観察します。その上で鍼灸治療を行い、観察した結果がどのように変化するのか。この「目に見える変化」を追いかけることによって、これまで捉えどころのなかった経絡や穴の効果が、より明確なものとして感じられるようになるのです。

観察→記録→刺激→再観察→結果判定→問診

本セミナーでは、症状を見るのではなく、身体全体の状態を把握するという鍼灸治療の根幹、「証」を立てるための視点を養います。

【実践：身体観察の重要性】

「証」を立てるためには、患者さんの身体を注意深く観察する訓練が不可欠です。できる限り手を加えず、生のままの身体の状態を詳細に把握する。

セミナーでは、参加者の先生方と実際に身体を観察するワークショップを通して、経絡がどのように変化するのかを共に確認していきます。

また、この観察は、非線形であることを受け入れています。状態によって変化する様子をも明確にしていきます。

【量子的鍼灸治療への扉：意識と身体の変化】

驚かれるかもしれませんが、鍼を打つという物理的な刺激だけでなく、意識的な刺激だけでも身体は変化します。これはまさに量子力学の世界に通じるものです。

今回のセミナーは、この量子的鍼灸治療、すなわち「氣」の診断の基礎を学ぶ絶好の機会となります。

【セミナーのポイント】

• テーマ: 患者さんの身体をどのように観察すれば良いのか（経絡や氣水血の知識は問いません）

  • 観察の結果から脈診（経絡のみではなく奇経や六海、経筋等）

  • 効果の判定

  • 一連の動作を習得してもらえます

• 対象: 医療従事者であり、鍼灸に興味をお持ちの方であればご参加いただけます（有資格者のみ）

• 御薗治療院のセミナーに初めて参加される先生も大歓迎です

• 身体観察の実践を通して、経絡の変化を体感します

• 量子的鍼灸治療（氣の診断）の基礎を学びます

【中村秀一先生の言葉より】

これまでお伝えした内容は、御薗治療院のセミナーやオンラインサロンで学んだことのほんの一部です。最後に、中村秀一先生の言葉をご紹介させていただきます。

「氣の診断とは、例えるなら桜並木を歩いていて、ふと目に止まった桜の花や枝に焦点を当てるのと似ているのかもしれません。人間の身体はもともと曖昧なもの。東洋医学の面白さはその曖昧さを全体的に捉えることなのです。そもそもが複雑に絡み合っていて曖昧に存在しているのが人というものであり、その人を氣水血といったスコープを使って明確にしていく。でも正解は一つではありません。そして、診断も人の出会いもすべては一期一会です」

この言葉が示すように、東洋医学の世界は奥深く、そして示唆に富んでいます。今回のセミナーが、皆様にとって新たな発見と学びの場となることを願っております。

【おわりに】

皆様のエントリーを心よりお待ちしております。

御薗治療院京都支部長　堀田　進

【セミナー概要（追記）】

• 講師: 中村秀一 先生（御薗治療院）、堀田先生（午前中基礎講座）

• 日時: ２０２５年５月１８日（日曜日） 10:00~16:00

• 場所: 京都タワーホテル　ミーティングルーム5A

• 参加費: ２万５千円

• 持ち物: 筆記用具、動きやすい服装

• 資格:医療有資格者のみ

【お申込み方法】

受付　misonouketuke@gmail.com

TEL　0596-22-7481

Fax　0596-25-5067

URL　http://www.o-misono.com/

京都タワーホテル