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勉強会の隠されたメッセージ

大阪支部の政木です。


勉強会で中村先生が伝えたいこと。

それは「日々自然科学」するということではないでしょうか。


今年のテーマの一つ「脈診」

受講された皆さんは日々取り入れておられるでしょうか?

私も新しく挑戦した技術の一つでした。


使いこなせるようになるまでは時間が必要ですし、

「~に効く!」といった、直接役に立つような技術ではないですが、

患者さんの体が今どのようになっているか、を解析するツールになると思います。


使いこなせるようになった方は、

「経絡は体の中でこのように作用しているのか」

「こういう人はこういう経絡が主役になっているな」


といったことが見えてきているのではないでしょうか?

このような状態なると、自分で調査し、考えていくことができます。


しかし、やり方を学び、ただあてはめるというスタイルでは、そうはいきません。

当てはまるか当てはまらないかをただ試して、飽きてしまうのが関の山です。


こういった現象は、途上国に対する国の支援と似ているのではないでしょうか?

例えば、お金、食料を直接支援すると、使い切るまでしか生活ができません。

しかし、生活する技術を支援すれば、田畑を耕し自ら生活していく力がつきます。


すぐに使えるやり方や、テクニックを学ぶということは、お金や食料を支援してもらうことと似ているように私は思います。

対して、考え方や解析するためのツールを学ぶと、使えるようになるまでに時間は必要かもしれませんが、自ら考え、発見していくことができるようになります。


私も約20年、御薗治療院で学ばせていただいてます。

今年は少し、講師という立場も経験させていただきましたが、

また一つ、新しい治療技術を学び、身に着けることを通して、


実は人生そのものが、常に仮説、実験、検証を繰り返す科学実験なんだなということがよりわかってきました。

おかげさまで深い学びがより広がっていくことを実感しています。





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