動かさないで動かす?
意味がわからないと思われたはずですが、動かそうとはしますが、肩甲骨や体幹、肘、手首、指などの代償運動を起こす一切の動きを止め、肩関節の動きだけを動かそうします。
そんなことしたら当然、肩は一ミリも動かないはずです。
実はそれで良いのです。
そもそも肩関節の陰圧バランスを崩したのは、肩関節以外の関節の過剰な動き(代償運動)によって起こった訳です。
親分を捕まえないで、子分ばかりを捕まえて事件を解決しようとしているようなものです。
親分を捕まえるには、じっくり構えないと捕まえられません。
じっくり構える為には焦点を親分に絞る必要があります。
この時に肩を動かす意識はしますが、実際には動かさない(動かせない)
これを繰り返すことが強力な運動になるのです。
これが動かさないで動かす運動に気づいた理由です。
実は、これを徹底するには集中力が必要です。
時間は数秒でも良いのですが、時々行う必要があります。
肩の動きから逃げない。
でも代償運動させて無理やりは行わない。
そのルールを徹底的に守って行うと想像以上に早く治癒してくる可能性があります。
人間は意識があってこそ筋肉を操れるのです。
意識を肩にむけないで肩を動かそうなんて無理な話です。
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