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嬉しい報告

二回目の東京セミナーに参加した先生が1週間たってどうですか?

と問い合わせたら、坐骨神経痛の患者さんに対して背部の触診を行って右胸椎6〜12あたりに異常を見つけたみたいです。

臀部や腰部の筋異常なし、水の異常あり、寒、腎の炎症あり、というのも診断し、なんとか治療をしましたが、神経痛が消えることはなかったそうです。


そういう報告を受けました。

しかし、異常を見つけようと色々と試してみてくれたみたいです。

それで十分なのです。

まずは、成果をあげることより、違いを認知することです。

違いが認知できないと何もはじまりません。


ところが昨日、報告を受けた時は


「先日、神経痛の患者さまの神経痛が消えなかったとの話をしましたが、本日来院され、なんと施術後からこの4日間で神経痛が10→1か2まで軽減し、さらに夜も眠れる様になり、集中力も出て来た気がすると、嬉しい結果を報告してくれました。ビックリしました。かなり見立てに自信がなかったのですが、瞬時に判断するや、自分を信じる、が本当に大事だなと改めて、今日思った次第です!先生、感謝です。」


という報告を受けました。

本当に良かったですね。

患者さんも、きっと喜んでいますよ。


どれだけ説明して、その時はわかった気になっても、やっぱり自分でやってみて実感しないと何もはじまりません。

自信は、その後から生まれますし、理論は、その後です。

やり方は簡単なことなのです。

小学生でも理解できることです。

ただ、それをやるかやらないかなのです。


また、ある先生は、デモで私に治療をされてからわかるようになったと以前言っていました。


まさに、気を伝えるということです。

言葉にならない言葉によって相手に伝搬していくのです。


殆どの勉強会は、頭だけで理解させようとします。

しかし、頭で理解できるようなものは、目の前に苦手だなぁ~と思うような患者がくると屁の突っ張りにもならない時が必ず来ます。

なぜなら手詰まりになるからです。


愚直に単純なことをやり続けていると、その打開策が降ってきます。

ひらめくようになってきます。

最初は疑問を持っていても良いし、疑っていても全く構いません。

しかし、やり続けていると自分でも驚くような結果になります。

今回、この先生が体験してくれたことはこれです。


それでこそ本当に理解したということなのです。

正に体感するということです。


ある意味、簡単にわかったと言うよりわからないということの方が信用できます。

その為にも、できるだけショックを与えることが大事です。

ショックを与えると「場」を共有することができます。


それが私の一番伝えたいことです。

特に様々な勉強会に行ったことがある人にはこれが必要です。

頭を混乱させる必要があります。


同じ「場」の共有さえできれば、いつのまにかできるようになります。

ただただ、やり続けていると考えなくなり、それによって勝手に身体が変化します。

この状態は臨機応変です。

形があってない。

ピンチの時に力が出るようになります。


考えは形になります。しかし、考えがあるうちは、なかなか思った効果はでません。

最初できた~と思っていても、頭で考えるとできなくなってきます。

できたと思った瞬間にできなくなる。

これがずっと続きます。

そういう経験を何度も何度もしてきました。


アホにならないと答えはでないのです。

これが超難しい!!


本当に不思議なことだと思いますが事実です。

百聞は一見に如かずと言いますが、百回見ても、一度の体感に如かず

なのです。

きっと、それはベテランになればなる程に事実だと実感するはずです。

ベテランは様々な経験をしていますので、ベテランなら誰しも同じ経験をしているはずです。



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