小さく軽い運動
小さく、ゆっくり綺麗で軽い運動を発見した時は身体が震えました。
ごく単純なことなのですが、今までの全ての現象がつながった瞬間でした。
それを実践し、実感してもらったと思います。
説明すれば一言です。
しかし、この運動の中には様々なことが記録されています。
それを引き出すことができるかどうかは、その人の感性と器量によります。
単純なことですが、様々な事を含んでいます。
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大阪支部政木です
中村先生から教えていただいたテーマに
「運動は小さくゆっくり、綺麗に」があります。
これは私にとって画期的な考え方でした。
「癖」は「無意識」に発生しています。
ほぼ自覚のないうちに体の動きを決定してしまっています。
病気になった時に「なぜ?」と、驚いてしまうのも、普段の癖を自覚していからだとも考えられます。
「癖」を変化させるには、「無意識」に近い運動が効果的だとも教わりました。
しかし、それを実践してみると、分かっていてもつい大きく刺激的な運動をしてしまいます。
「やった感」や「手応え」が欲しい。
強い運動のほうが体にとって漠然と効果があるように思ってしまう自分がいることにも気づかせてもらうことができました。
自分をみるということを徹底的に教わってきたのだと思います。
体には現状を維持しようとする「ホメオスターシス」という機能があります。
変化が起きても元に戻そうとする機能です。急激な変化を起こさないための安全装置としても働くものみたいですが、逆に悪い癖も元に戻してしまおうとする働きもあるみたいです。
ダイエットのリバウンドが身近な例です。
体にとって強くて大きな運動は、特別で急激な変化です。
体は受け入れずに反発して元に戻ろうとしてしまいます。
それでは結局体の癖は変化させることができずに余計な歪みをつくってしまったりします。
強い運動は弱い運動を兼ねるのではなく、それぞれ違った役割がある。
「小さく軽く、綺麗でゆっくり」
これこそが無意識のうちの「癖」を取るには最適だということも実感して分かってきたように思います。
頂いた色々なテーマを実践し、さらには体感、確認すると、日常がとても面白くなってきます。
現在、そのことに気づけたのは中村先生の身体に対する観察力があったからだと感謝しています。
これを治療に活かそうとする姿勢は他にない考えだと思います。
来週は東京セミナーが開催されます。
興味のある臨床家の方は是非参加し、その詳細を現場で感じ取ってみてください。
治療家が気づきにくいことを現象とともに理解することができると思います。
きっと目からウロコが飛び出しますよ。
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