少陽病と少陰病3
- Shyuichi Nakamura
- Jan 31, 2022
- 2 min read
これは私の単なる感想なのですが、少陽病と陽明病って明確な差があるのか?
と思うことです。
漢方の場合、少陽病と陽明病の区分けは、主に症状で行うのが普通だと思うのですが、それにも明確な差があるとは思えないのです。最後は調合した人の経験や直感によるところが大きいのではないかと思います。直感だから悪いとは言えません。なぜなら本来曖昧なものだからです。ハッキリとした区分がわかる場合とそうでない場合があるということだと思います。
少陽病の特長的な反応は、現在胸に出ています。大きなリンパ管である胸管から胃腸にも影響する感じなので一般的に言われているような胸脇苦満という症状より、お腹の中心あたりに入ってお腹の高さでは横に広がらないことが多いです。感覚としては胸は左を中心に右にも若干影響があり、脇より上腕に強くでて、お腹を通って、肋骨下部にも影響している感じです。このあたりが少陽の入る部位とも交わっている感じです。
あくまでも今の段階なので来年は違うかもわかりません。各個人でも違います。
また症状に関しても少陽病のあきらかな症状が出ている訳でもありません。腰痛や肩の痛みが主訴としているような症状しか訴えていないのに少陽病の反応があり、それが消えると症状も一瞬にして減弱又は消失します。
無関係とは言えないような混じり合った症状なんだろうと思います。だからこそ、それを明確にわける必要があるのかという疑問がわいてきます。
また少陽病関連の五苓散や二陳湯などを組み合わせるような反応も出ているので水の流れとも大きく影響しあっているようにも感じます。
このような反応の事実から少陽病と陽明病の区別が明確ではなく、それらは複合しているように見えるということです。何度も書きますが来年はどうなっているかわかりません。今年の傾向はこんな感じだということです。
しかし、ここからがもっと面白いことが起こっているようです。
つづく
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