左膝の痛み
左膝が伸びない。
歩く時の違和感で歩きにくい。
椅子から立った時に膝が伸びない。
足の痛みもあるが、そもそもキチンと歩けず違和感がある。
そういう場合の異常パターンがこんな感じです。
足根骨の内側楔状骨や中間楔状骨には異常な高まりがあり腫れます。
足首の前内側とアキレス腱には緊張があり、足首の背屈がやりにくくなります。
そして、母指に力が入らず、足首は外旋してしまいます。
足首が外旋するということは、内旋できにくいことを意味していますが、腓骨と脛骨の動きからも、それを推察することができます。
特に腓骨の動きの異常が顕著になります。
足首はそもそも背屈する時、腓骨の遠位部が下がって前に動くという説があります。
それと同時に脛骨の遠位部は上に上がって後に下がるという状態になります。
背屈すると足首が内旋方向に動くということだと思います。
膝を痛めると膝以上に足首の緊張が起こりますが、背屈させても、皮膚張力検査を行うとこれが逆方向に動いて外旋しているのがわかります。通常なら皮膚もこの動きと同調するはずですが、これができません。
このような場合、椅子に座った状態で体重をかけなくても足首が外旋しています。
つまり、力を抜いていると足首は外旋方向に固定しているということです。
この異常があると、つま先を、まっすぐにしようとするとかなりキツイのも確認してもらえます。
腓骨はあがりっぱなしで、前に行き、脛骨は下がりっぱなしで後に行くという状態になるのだろうと思います。
つまり底屈した状態で固定してしまっていることがわかります。
底屈固定しているのですが、底屈して内反位にあるといえます。
こうなると、足首に内向きの捻れがかかるので脛骨下部に捻れが起こって、その影響で膝が腫れ伸びないという状態になることが予測できます。
しかし、問題は足ではなく、左肩、胸椎3番あたりから上腕の問題があります。
左胸から胸椎3番あたりの高さに手を置いてもらうと足首の圧痛や動きが変化してくるのを確認できます。
この時にも深さがあります。
表面から奥まで異常部位は様々です。
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