後頭部の痛みを撃退
後頭部の頭痛があってMRIも撮って異常はないと言われました。
原因不明です。
とても不安な気持ちになっている様子でした。
血液検査をしても異常はないのですが、3週間前に接種したそうです。
接種後、頭痛も起こっていましたが、数日で良くなったのですが、今月のはじめぐらいから頭痛が起こっていたそうです。
接種とは無関係のように思いますが、やはり神経に何らかの障害もでていることから引き金になったのではないかと予測はできます。こんな状態で二回目の接種をしても良いのかどうか?
とても不安に思っていたみたいです。そりゃ~思いますよね。
血管や神経の炎症も副反応として起こしやすくなりますから、とても不安だったろうと思います。
不安による症状もでていると思いますので、今の症状が接種だけが原因とも特定できません。
複合要素があるので、今後どうなっていくか経過観察というところです。
後頭部を軽く叩打すると左は響く感じがあり、首も左回旋異常があります。目の奥から後頭部につながっているような反応もあり、違和感も存在します。左の咽の異常もあります。これが上部胸椎までつながっていて、胸椎の左回旋も異常になっています。
動きと異常は必ず相関関係があります。しかも症状が複雑であればある程、一部分の動きが異常になるので、正確な動きを見ないとわかりません。これにはかなりテクニックがいります。大きな動きでは必ず代償運動してしまうので差を感じることはできません。
後頭部から上部頸椎のあたりには、延髄、橋という中枢があります。これは昨日の投稿でも書きましたが、このあたりは生命維持にとても重要な中枢です。複数の脳神経核がでているところでもあり、首から上の症状がある場合、ここには何らかの問題がある可能性があります。
例えば、舌に異常が出たり、顔面部の痙攣や硬直、目の動きの異常であったり、耳にも影響がでる可能性もあります。そして自律神経にも影響があるので、呼吸や心臓にも影響します。そして、これらの症状には必ず上部頸椎の異常な緊張と異常な動きを伴うということです。
この方も後頭部の痛み以外にもこれと関連する症状があったので、あきらかに延髄、橋の異常があると推測しました。
それを調整していくと、痛みがとれ、不安がなくなった為か、ホッとして泣き出してしまいました。
不安でいっぱいになっていると、調整をして泣き出してしまう人がいます。それぐらい不安だったということです。
そんな不安を取り除いて、できる限り万全の状態にしてあげ、それを維持していく方法を考えるのが仕事です。
機能的疾患は、器質的疾患とは違い、機能をよく観察しないと絶対に問題を解決できません。
症状のある部分だけを見ていても絶対に良くなることはありません。
延髄、橋から嗅覚神経、視神経にも裏熱の反応があり、血の不足の反応もありました。栄養が行き渡っていない可能性もあるので、これらの状態を回復させることが大事です。
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