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意識と運動

意識がない人に運動させるにはどうすれば良いかということでした。

意識のない人に運動させるには、他人が、その人に変わって意識してあげることです。


この意識の運動は、近くにいなくてもできます。

思ってあげるだけですから、目の前にその人がいなくてもできます。もちろん、自分で意識できればそれが一番良いのですが、それができない状況があります。


「今から、対象の人の肩関節を外旋させてみます」

と純粋に意識すれば、その人には伝わります。なかなか純粋に思うことが難しいのですが・・・。

不思議なことですが、誰しもその力を知っています。

祈りというのはそういう力です。科学では証明されていないかもわかりませんが、純粋な祈りの力というのは、物理現象を変える力があるようです。物体を浮かせるとか言っているのではないですよ。(笑)

その人の意識的運動を変化させる力は充分あるということです。


効果のないものなら、とっくに伊勢神宮はありません。もちろん、それが全てだと言っているのでもありません。しかし、純粋な思いのない物理刺激よりよっぽど効果的だと思います。


指圧やマッサージの原点ってそういうところにあるんだと思います。だから上手い人と下手な人の差があるのです。

でも意識は見えません。物理現象しか考えたことのない人には一生わからない。意識があって、その意識が筋肉に伝えられ、関節が動くという当たり前のことを理解して欲しいと思います。

相手の変わりに意識してあげれば筋肉にも関節にも何らかの影響を与えるということです。

その手段として指圧やマッサージがあるのです。

順番を間違えている人が殆どなのではないかと思います。


ただ、ここで一番重要なことは純粋さです。

純粋さは、代償運動のない動きが起こすと書きましたが、手足の先に力が入らない動きです。

術者が、それを体得し、純粋に思ってあげれば、自然にできるようになります。だから相手を治したいと思ったら自分が変わらないと決して動かせません。

自分は変わらないのに相手を変えようとしても変わりません。


それができてこそ、指圧やマッサージの思いが伝わるのだと私は思っています。

これはベテランだからできるとは限りません。

初心者でも条件が揃えばできます。


如何に手足の力を抜くことが大事か?

純粋に意識することが大事なのかです。

もちろん、それを体験した人しかわかりません。

力任せにグイグイやっている人には一生わからないと思います。


中には、意識が大事だと言っているのに手技はグイグイ、鍼はズブズブという人もいます。

矛楯を感じて欲しいなと思います。






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