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手首の動き

昨日は指先の動きを同時にゆっくり動かすというのを書いてみました。

このような現象は手の指先だけの問題ではありません。

身体を動かすことは思っているより難しいというのがわかります。


手首を動かしてみます。

動かし方は、できるだけ小さく手首を回転させます。

そして綺麗な円を描くようにしてみます。

できるだけゆっくり行います。


手首には鍼灸には欠かせない脉診部があります。達人になると脈を診ただけで病状や予後までわかったりします。

手首はとても大事な器官だと言うのがこのことからもわかります。その手首を小さく動かしてみる訳です。

これが思っているより動かせないのがわかります。

途中で早くなってしまったり、綺麗な円を描けず楕円形にしか動かせなかったりします。


動かしづらいところは急に早くなってしまったりもします。

どれだけ意識してもできません。

これをやると関節は、常にギシギシ動いているというのもわかります。昨日の各指を同時に曲げる運動でも一本一本が同時に曲がらずギシギシと一本ずつ曲がっていくのがわかってもらったと思います。


この手首の動きをよく観察していると、母指側に横に曲げたところから手背側にあげてくるところで動きが悪くなる人が殆どです。経絡で言えば大腸経の方向に動いた時です。小指側は意外にスムーズに動きます。

関節リウマチになると尺側変位と言って、小指側に指先が変形してくることがよくあります。これは、小指側が動かしやすく母指側が動かしにくいという結果なんじゃないかとも考えられます。

つまり手首や指の異常を起こしている人は大腸経側の動きに問題が出やすいと言うことです。


しかし、手首になんの問題もない人でも母指側に反らす動きはやりにくいようです。この動きを注意深くやってみると手全体が軽くなったり動かしやすくなったりしてきます。

また手は小指主体で使っているということが言えるかもわかりません。


ヤクザの世界から足を洗った人が小指を落とすというのは意味があるんでしょうね。



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