指先は指先で終わらない
指先の異常は、指先だけで終わる訳ではありません。
指先から手根骨を通って、橈骨の一部、尺骨の一部に伝えられ、それが上腕骨に伝わり、肩甲骨の動きにも影響を及ぼします。
肩甲骨の位置を変えると思うだけで、圧痛が変化します。
思うだけです。
それで圧痛が変化することで身体の動きも変化します。
思うことは「気」そのものですが、その思い方によって緊張したり弛緩したりするということです。
スポーツをしているとわかると思いますが、力みすぎると良い結果は得られません。
今までできていたものができなくなります。
意識しすぎると上手く動かせないというです。
頭を使うのではなく、全体を使う。
頭を使うと目先のことだけになってしまいます。
もっと俯瞰してみる必要があります。
それができるかどうかが重要です。
思いはエネルギーです。
思いは運動です。
動かさない運動法は思うだけの運動です。
思うだけなら簡単そうに思いますが、動かすことができない関節は思うことすらできません。
これは本当に面白い事実です。
逆に言えば、思うことさえできれば自由に動かすことができます。
地道に思うことこそが上達への近道です。
そういうことを何度も何度も話してきました。
必ずできるというのは、思うことをやめなかったらできるという意味です。
私の話を聞いたからできる?
そんなことはありません。
思い続けたものだけができる。
そんなことはどんな世界も一緒です。
当たり前すぎて説明する必要もないものです。
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