病体は地層のよう
症状は氷山の一角です。
その原因は色々あると思いますが、地層のようになっています。
一つがなくなると奥からでてくるような感じです。
例えば右肩の痛みがなくなると今まで症状のなかった左肩にでてくるということがあります。
もちろん最初から左右の緊張はあるのですが、あまりに右の異常が強かったので左の異常に気づかない。
ということがあるみたいです。
地層のようになった異常反応を貫くように刺激するポイントが鍼灸の穴ということになります。
だからこそ、弱い刺激、ピンポイントの刺激、症状に左右されない刺激というのが重要なのです。
それでも残る異常は残ります。
それを如何に少なくするように刺激するのか?
これが大きなポイントです。
できるだけ患者さんに負担をかけない。
つまり余計な刺激をしないようにすることが鍼灸治療の醍醐味です。
それを目指しています。
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