痛みを認識する3
同じ怪我でも、もの凄く痛がる人と、そうでない人があるのは不思議ですよね。
痛みの域値に違いがあるということだと思います。
その場合、痛みを認識するのに感情が何らかの影響を与えているのは明白です。
痛い、痛いと言っている場合、そこには、何らかの感情が存在しているはずです。
痛いとやる気もでませんよね。
本当に痛みを感じているのかを確認することもなく、痛い痛いと思ってしまったりします。
動かす前から痛いと思って動かさないということはよくある話です。
実は、感情をコントロールする場所が脳に存在します。
もし、この機能が異常になっていたら、感情のコントロールができなくなって痛みを余計に感じてしまう可能性もあります。
脳には興奮と同時に抑制にも働く回路が同時に存在します。
抑制機能が働かないと痛みを更に感じてしまうのだろうと思います。
つまり、動きと痛み、感情は切っても切れない関係にあるのだと思います。
痛みを認識するには、痛みのある動きをしないと駄目なはずですが、それから自然に逃れようとしてしまいます。
一切、痛みのある動きをしないとなかなか痛みも良くなってくれません。
そして、その痛みは、誰かがとってくれるもの(薬でもマッサージでも鍼灸でもなんでもいい)だと考えている人は、なかなかこの痛みの連鎖から逃れることができません。
そして、それにも、その人なりの理由があったりします。
過去の経験からそうなっている場合もあります。
単純ではないということです。
そういう場合、過去の経験を紐解いただけでは楽にはなりません。
まずは、痛みを正しく認識することが重要です。
痛みを丸裸にするということだろうと思います。
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