top of page

磁石とダイオード

下記のブログの続きです



磁石とダイオードを組み合わせて、磁石の方向性にダイオードの方向性を組み合わせるとCM関節の動きに変化があらわれることがわかります。

上記のブログでも解説したように魚際穴や太淵穴に磁石を置く時に経絡に対して斜め方向に置くとCM関節の関節可動状態が変化したと書きました。


磁石のNとSに対して左回りになるようにダイオードをハチマキ状に巻きつけ、肺経上に置いて再度CM関節の関節可動状態を観察すると制限されなくなりました。


通常の磁石では可動状態が良かった斜め方向に、このダイオード磁石を置いてみると制限されてしまいました。




また、反対側の斜めに置いても制限がかかりました。




通常の磁石を斜め方向に置いた場合、螺旋状に流れがあるのではないかと言うことからダイオードを磁石の先端に巻き付け反応をみてみると経絡の流れに沿って磁石を置くと制限が解除され動きやすくなり、斜め方向では制限されてしまったという結果になりました。


この現象の考察


磁石にダイオードを巻き付けたので磁石の先端に回転が起こっている。

その磁石を経絡に沿って置いたことで、可動状態が変化したということは、経絡の流れが螺旋構造である可能性が更に深まった。

このモデルでは、経絡に対して斜めに置くと逆に制限された。


これらの結果からあきらかに経絡は、直線的な流れではなく、回転しながら流れている可能性を示唆しています。

これは本当に面白い発見だと思いました。

当然ですが、反対方向にダイオードを貼り付けるということも考えられます。

この場合もCM関節の可動状態は制限されました。

つまり、手の肺経は、外回転しながら流れているということなのではないかと考えられます。


もちろん、これはCM関節のみの関節可動状態の話です。他の関節への影響も考えられます。また他の経絡への影響も考えられます。

CM関節の関節可動状態だけで、結論づけるのは早いと思いますが、少なくとも経絡は、単純な直線的な流れではないことだけは確かなように思います。

また、この外回りの磁気モデルを足と関係のある磁石(足の磁石)、内回りの磁気モデルを手と関係する磁石(手の磁石)と名付けたのは、故小田一先生です。

故小田一先生が、この磁気モデルを考案し、何十年もたっていますが、今、このような形で復活できたことをとても嬉しく思っています。


磁気モデルは本当に面白いなと最近思って研究しています。手の磁石と足の磁石では、脉診をした時の結果も違います。足の磁石が身体全体で適応の場合の脈と、手の磁石が身体全体で適応の脈は違うということです。

また局所に対しても手の磁石と足の磁石では、その様相が変化してきます。様々な条件によって身体は変化するのだとわかります。


Comments


Featured Posts
Recent Posts
Archive
Search By Tags
Follow Us
  • Facebook Basic Square
  • Twitter Basic Square
  • Google+ Basic Square
bottom of page