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肋骨骨折の疑い

転倒して肋骨を打撲して痛みがありました。

呼吸をしても痛い。

前に曲げるのも痛い。

寝て起きるのも強烈に痛い。


あきらかに肋骨骨折の症状です。しかし、レントゲンを撮ってもらいましたが、明確なものはうつらなかったそうです。これもよくある話しですがMRIを撮ってはじめてわかるということがあります。医師からは呼吸をしただけで痛むので骨折しているはずと言われたみたいです。


肋骨は固定してつなぐことはできないので、処置としては、軽いコルセットみたいなもので固定することぐらいしかありません。このような場合、大事なことは、痛みをできるだけ除去して動かせる状態にすることです。


ほんの僅かに前屈しても痛みがあります。痛みは、第七肋骨の側面あたりですが、1㎝角のスパイラルテープを使いました。キネシオ等のような面積のあるテープは呼吸をするたびに引っぱられて圧力がかかるので、皮膚が被れやすくなり非効率的です。必要最小限の刺激に留めます。



一番のポイントは第三肋骨あたりの前面と肩から上腕上部と左側頸部です。ここに手をかざすと前屈しても呼吸をしても痛みが減弱するのを確認しています。

面白いのは左膝の前面です。多分、これは胸とのつながりがあるみたいです。


このテーピングで呼吸しても痛みはなくなり、前に曲げても痛みがなく、ベットから起きあがるのも、急激な痛みはなくなり、突っ張るような痛みだけになりました。まぁこれだけ除痛することができれば生活することは楽になるだろうと思います。


肋骨骨折は、整形でもつなぐことはできないので、自然治癒が基本です。もちろん、内臓に影響が出るぐらいなら処置をしなければならないこともあるかもわかりませんが、殆どの場合は何もしないで湿布ったり痛み止めを飲むぐらいです。

手の骨なら、ヒビが入っただけで固定したりすることもあるのに、肋骨だと骨折してもそんな処置をしないのか?

これもおかしな話しです。肋骨は絶えず動いているので血流不足になることもないからと言う説明もできるかもわかりませんが、固定すれば動きを制限し、血流も悪くなるはずです。それなのに同じように骨折しても処置に違いがあるのはなぜか?


まずは、身体を動かせるように処置し痛みを除痛して、動けるようにしてあげることが大事です。そしてできるだけ血流をよくして、肋骨周囲を柔らかくすることが大事です。


これだけで楽になると肋骨骨折じゃなかったんでは?

という疑問も残りますが、医師が言っていたようにレントゲンではうつらない骨折はあります。また角度や時間と共にうつるということもあります。

MRIを撮ってみないとわからないと言いますが、どうせ処置は同じですからね。


テーピングをすることで骨がつながる訳ではありません。

あくまでも除痛して動けるようにしてあげることで、より多くの血流を促進させることが目的です。




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