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身体から情報を引き出す

症状のあるところが悪いところではないというのは何度も書いてきました。


それでも一生懸命症状を訴える人がいます。

腰や足の痛みがあると言って、椅子から立ち上がるのも痛い。


そんな人であっても、問題が胸椎5番の高さの胸骨に問題があり、そこを触れると痛みがあります。

痛みというより圧痛です。

それは、側胸部までつながって、上腕部までつながっています。


そして、鎖骨内側の上部にもつながって、咽頭の方へもつながっています。

下は上腹部から下腹部の中央を通って、大腿内側と大腿後外側に分岐して、下腿部内側までいっています。


経絡の走行とは違いますがあきらかに縦方向に流れる何かです。

胸部に手をあてると、これらの反応が消失します。


つまりここを調整することで腰や足の症状がなくなっていくということです。

それを可能にするのが胸の脈診です。


胸の脈をみると胃経の経絡が関係し、左滑肉門と右足三里が適応でした。

これを「瀉」すと胸の反応が消失します。


当然、立ち上がっても痛みはなくなり、驚いていました。


参考になれば幸いです。




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