違うことをする
仕事と一切関係のないことをやると頭が冴えてきます。
特に無になれるようなことをする。
私は物を作るのが好きなので、物作りをします。
一応の知識は必要なので、色々と調べます。YouTubeは情報の宝庫なので、様々なヒントがアップされています。
自分でも出来そう!!
と思ってやってみます。
しかし物の見事に失敗します。
なんでこうなるんや~?
ってなります。
そこで何度か同じ失敗をします。これがホントに楽しい。きっと少しだけMなのかもわかりません。
たぶん、ホームセンターで、キットみたいなものを買ってつけた方が安上がりです。しかし、それではサイズ感が微妙に違ったりして上手くいきません。
キットはあくまでもキットです。キットがうまく適合する時はキットを使いますが大抵は適合しません。
最近凝っているのが溶接です。
鉄ってこんなに歪むのか~と思いました。鉄は日常でありふれた材料です。それをくっつけたり切ったりして、新しいものを生み出すのです。日常に何気なく当たり前にある材料です。
しかし、掘り下げてみると、こんなふうに職人は苦労しているんだとわかります。ありがたみがやったことのない人の数百倍わかります。
キットを使って目的を達成する。
一から組み合わせて新しいものを作る。
どちらもできるものは同じであっても深みが違います。知識はキットを買ってきて置いた家具のようなものです。
歪みを計算し、水平を出し、直角に拘って溶接する為には、様々な知識と経験がいります。
そして何よりも根気がいります。
また手では切ったりくっつけたりできないので溶接する機械がいります。鉄を切る為には、鉄を切る機械がいります。
消耗品もいるし、作業をできるだけ有利にする為に定規やクランプ等々数えたらキリがない道具がいります。
絶対にキットの方が安い。
それは間違いありません。しかし、一度揃えた道具は、消えてなくなりません。何よりも一度身につけた経験は手に馴染んでいます。自転車に乗るのと同じで、長く乗らなくても乗ろうと思ったら乗れます。
そして、やる気になれば新しいものを生み出し続けることができます。
私がDIYをする時に拘っているのは、出来るだけ、出たとこ勝負の見切り発車をします。
ええ~い、やってしまえ~。
って感じです。
経験する為には失敗が必要だとわかっているからです。
そうすると必ず失敗します。しかし、失敗の意味がよくわかるようになるのです。
失敗しないと面白くないので、失敗をして経験を積んでいきます。
どちらが楽しいか?
私は考えなくてもわかります。
知識と感覚の重要性をヒシヒシと身にしみるように感じ取れます。
感覚のない知識は置物
感覚だけだと失敗しますが、貴重な体験を一杯します。
感覚から得られた知識は一生忘れません。
情報を入れすぎるな!!
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